資格オタクが教える第一種衛生管理者試験に一発合格する勉強方法!
会社から「第一種衛生管理者試験を受けるように」と言われたとき、まずはじめに気になるのは第一種衛生管理者の難易度だと思います。
ハッキリ申し上げますが、
第一種衛生管理者の難易度は他の資格試験と比較をしてダントツに低いです。
実際に、合格率は43.8%(2022年実績)という数字が出ているので、この数字からもいかに難易度が低いかが分かるはずです。
私は自称「資格オタク」でこれまでに9種類の資格(下の写真)を取得してきましたが、第一種衛生管理者がもっとも勉強にかかった時間が短く、そして頭を使うことなくラクラク合格できた資格試験でした。
宅建、簿記2級、TOEIC860点、英検準1級、基本情報技術者など
(クリックして拡大できます)
なぜ第一種衛生管理者の難易度がこれほど低いのか、そこには理由があり、この理由を知ることが合格への鍵となります。
そもそもあなたが会社から「第一種衛生管理者試験を受けるように」と言われたのには理由があります。
下に記したのは会社を運営する上での法律で定められたルールです。
常時50人以上の労働者を使用する事業場では、労働安全衛生法により、衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち衛生にかかわる技術的な事項を管理させる必要がある
このように、衛生管理者の選任が法律で義務づけられている以上、衛生管理者がいなければ会社は法律上成り立たないのです。
それではもし、この第一種衛生管理者試験が難しく、多くの人にとって合格するのが困難であったらどうなるでしょうか。
そうです、衛生管理者が足りず、運営できない会社が出てきてしまうことになります。
これでは日本の社会が回っていきませんよね。
つまり、第一種衛生管理者試験は形式上存在する試験のようなものであり、合格させるための試験なのです。
毎回の試験では基本的な問題のみが出題され、「事前にちゃんと勉強をしてきた人であれば全員合格させてあげます」というようなスタンスの試験です。
それだけではありません。
試験回数が毎月1〜3回と他の資格試験と比べものにならないほど多く、年間でみれば24回程度受験するチャンスがあります。
そしてこの事実から第一種衛生管理者試験の重要なポイントが分かります。
これだけの試験回数を年間を通して行うということは、試験主催者側も毎回違う問題を作成するには労働力とコストがかかるということです。
しかし、そのような人材もコストもあるはずがありません。
そのため、毎回同じような問題が使い回しされ出題されているということです。
それではここからどうすれば第一種衛生管理者試験に一発で合格できるのか、そのための勉強方法を具体的に説明していきます。
〜第一種衛生管理者試験に一発合格する勉強方法〜
合格までに必要な勉強時間 | 約24時間(出題範囲の理解8時間、過去問の演習16時間) |
---|---|
合格までに必要なもの | 市販のテキスト2冊 |
合格までに必要なコスト | 5,200円+消費税(受験費用は含めない) |
上の表に書いたように、資格オタクらしく最速・最低コストで合格までの方法を説明していきます。
なお、私が第一種衛生管理者を取得したのは今から数年前ですが、紹介するテキストなどは最新のものを購入し、当サイト内のすべての情報を最新にしています。
まずはじめに用意する必要があるのは「第一種衛生管理者集中レッスン/加藤利昭」というテキストです。
これは第一種衛生管理者試験の試験範囲を網羅したテキストです。
この「第一種衛生管理者集中レッスン」をまずは読みながら、第一種衛生管理者試験とは何か、どんな内容が出題されるのかをサラっと理解します。
全部で300ページ近いボリュームがあるテキストですが、内容はこの時点では一切覚える必要はありません。
ゆっくり時間をかけてどんな内容なのかまずは読んでください。
重要なのはここからです。
次に用意するのは「衛生管理者過去問題と解説/加藤利昭」です。
これは直近の第一種衛生管理者試験6回分の過去問と解説が入ったテキストです。
ちなみに先ほどの「第一種衛生管理者集中レッスン」の著者も加藤利昭氏なのですが、私は3名の著者のテキストを使い比べた結果として、第一種衛生管理者であれば加藤利昭氏で間違いないと思っています。
ここで少しだけ第一種衛生管理者の試験概要に触れておきます。
第一種衛生管理者試験は全44問が出題され、それを試験時間3時間で解く試験です。
合格目安は44問中27問正解とされています。
合格ラインの正答率の目安としては60%、さらに試験時間が3時間もあることを考慮すればいかに難易度の低い試験かが分かるかと思います。
それでは話を本題に戻します。
この「衛生管理者過去問題と解説」を第1回目から順番に解いていくことになるのですが、1つだけ必ずしてほしいことがあります。
問題を解き、答え合わせをする際、迷わずに正解だった問題には「◯」、迷った上で正解だった問題には「△」、不正解だった問題には「×」を付与してください。
こうすることで、自分がどの問題を間違えているのか傾向として把握することができ、さらには復習の際、「△」と「×」の問題だけを解き直すという方法をすれば、勉強効率を良くすることができます。
実際に、第1回目を解いてみると、私の予測ですが、全44問を解くのに1時間半程度かかり、その上でほとんど正解が分からないということになると思います。
ですがあまり気にせず、自分が間違えてしまった問題のみ、解説を読んで理解するようにします。
それでも理解し切れない場合は、先ほどの「第一種衛生管理者集中レッスン」に戻り、理解を深めるようにしてください。
続いて、第2回目の過去問に入ります。
第2回目も第1回目と同じで、時間がかかり、結果もボロボロになるでしょう。
しかし、これもまったく気にしないでください。
第1回目と同様に答え合わせと、間違えた問題の確認をしておきましょう。
引き続き第3回目、第4回目も同じように繰り返してください。
このあたりから不思議なことが起こります。
「この問題、毎回出題されているな」と感じられるようになってきます。
これこそ、毎回同じ問題が出題されていると先ほど私が説明をした理由です。
過去問の回数をこなすうちに、毎回同じ問題がちょっとだけ形式を変えて出題されていることに気がつきます。
そして、第5回目、第6回目と進むにつれてこれを強く感じるようになります。
ここまでくると、第1回目では1時間以上かかっていた回答時間も、30分程度しかかからなくなります。
これは当然のことです。
毎回同じような問題ばかりなので、回数を重ねるにつれて、見た瞬間に答えが分かるようになるからです。
いよいよこのあたりから「◯」「△」「×」の威力を実感することになります。
第1回目から回数を重ねるにつれて「◯」の数がどんどん増え、「×」の数がどんどん減っていきます。
「△」と「×」の数が全44問のうち10個程度になったら、その問題のみを集中的に理解、暗記するようにします。
このとき、「第一種衛生管理者集中レッスン」に戻ると理解がしやすいです。
単純に「△」と「×」が付いた問題というのは、自分が理解できていない問題か自分が苦手な問題です。
これらを確実に押さえることで100%合格をすることができます。
ここまで説明してきた流れで過去問を演習していけば、第一種衛生管理者は最速最短で合格することができます。
「衛生管理者過去問題と解説」には過去6回分の過去問がありますが、この6回を終えたら、また同じくこの6回を繰り返してください。
結局は同じ問題が毎回出題されているので、新しい過去問を購入する必要はありません。
最後に1つだけ、気をつけておいた方がいいことをお伝えしておきます。
第一種衛生管理者試験は他の資格試験と違って、試験日がすべて平日です。
つまり、会社を休まないと試験を受けることができないということです。
何度も不合格になると、そのたびに会社を休まないといけないので、そのうち社内で気まずい空気になってしまいます。
「◯◯さんまた不合格だったみたいだからまた会社を休んで試験に行くみたいだよ」と。
それならば、可能な限り一発で合格をして面目を保ってほしいと思います。
そこで、これまで私が説明してきた勉強方法のみでは不安だという人は、ユーキャンの衛生管理者合格指導講座の資料請求(無料)をして、受講を考えてみることをおすすめします。
ユーキャンの合格率は圧倒的に高いので、このコースを受講すれば不安なく合格することができるはずです。
面目を保つためにも一発で合格したいという人や、確実に合格したいという人はユーキャンで無料の資料請求をして受講するかどうかの判断材料にしてみてください。
ここまでしておけば不安もなくなり、安心して試験に臨むことができます。